インテグラル・テクノロジー株式会社

3次元AIソフト【SHINRA3】

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目次

SHINRAとは

対応ソフトウェア

  • Altair Engineering社様のHyperWorks
  • Siemens社様のNX

機能一覧

部位認識機能
面単位で部位の認識
認識した部位のカスタマイズ処理
類似モデル検索機能
よく似たモデルを検索

特徴

  1. 1モデルから、そのモデルを構成している面を抽出し、面単位でデータを扱う
    樹脂部品では数千から数万のデータを取得可能
    現場の数個のモデルでAIシステムを構築可能
  2. 3次元形状を1次元に縮退し、高速な処理を実現
    • 3次元形状をAIで扱うと膨大な時間がかかる
      3次元形状をAIで扱うと甚大な処理時間
    • 3次元形状を1次元に縮退することで大幅な処理時間短縮が可能
      面ごとに特徴を抽出することで処理時間の短縮
特許技術で面の線情報と点情報を抽出 (特許6605712号・特許6806321号・特許7189584号等)
サーフ法
サーフ法の説明図
点角度法
点角度法の説明図

部位認識機能

機能概要

  • AIにより、3次元形状の部位を面単位で自動認識
    認識結果の色分け
  • 認識する部位は自由に設定可能
    認識する部位の設定
  • AI認識後のカスタマイズ処理も可能
    (例)面のカット、フィレットの除去など

実例

  • アルミダイキャスト製品
    面単位で部位認識
    燃焼室、ウォータージャケット、油道など
    9モデル学習で90%ほどの精度実現
    CAD加工
    メッシュ作成失敗を防ぐための処理、熱境界面等に従った分割処理など
    人が行う操作の大半をカバー
    熱境界条件設定
    領域ごとにメッシュサイズ等を設定
    人が行う作業を10時間以上削減可能

類似モデル検索機能

機能概要

あるモデルに類似したモデルを登録データベースから検索 処理の流れ

PDFファイルで出力される2種類のグラフ

類似モデル順
①類似モデル順に並び変えたグラフ
部位ごとの類似度
②各モデルの部位ごとの類似度を表したグラフ

その他の類似モデル検索の結果例

検索対象モデルE
検索対象モデルG
検索対象モデルH
検索対象モデルJ

応用例

登録データベースを品番で管理

品番の登録データベース
品名と紐づけて様々な情報をExcelなどで管理

検索したいモデルの類似部品の品番を取得

登録データベースから類似部品検索

品番から紐づけられる様々な情報を取得

  1. 故障の有無の確認
    品番4でフィレット破損履歴あり
    ⇒ フィレットとの類似度が100%のため、同じ破損をする可能性が高い。
    特定の品番の類似度
  2. 図面の確認
    似たモデルの図面を取得
    ⇒ その図面をヒントに検索対象のモデルを設計可能。
    従来口頭を中心に行われていた技術の継承をAIで実現可能

使用方法

類似モデル検索には、2種類の使用方法がございます。
3.1, 3.2では以下の状況を想定しております。
検索モデル・登録データベース

モデルの部位をあらかじめ指定する方法

  1. SHINRAの部位認識機能を使って、検索モデルと登録データベースのモデルに対して、面ごとに部位の指定を行います。
    ※ AIによる認識に加えて、人の手による操作も必要です。
    検索モデル・登録データベース
  2. 登録データベースをローカルフォルダで管理します。
    検索モデル・登録データベース
    検索モデル・登録データベース
  3. 検索対象のモデルを開き、専用のUIで類似モデル検索を行います。
    検索モデル・登録データベース

モデルの部位を自動で指定する方法(特許出願中PCT/JP2023/046472)

  1. クラスタリングを使って、検索モデルと登録データベースのモデルに対して、面ごとの部位指定を全自動で行います。
    特定の品番の類似度
②、③の操作は 3.1 と同様です。 こちらの方法では部位ごとの類似度は出力されませんが、面ごとの部位指定において、人の手による操作が不要になります。